久しぶりの友人と寿司に行った際、カウンターに座り最初の1貫。彼はその一貫を見つめ、ゆっくりと口に運び、目を閉じて大事そうに味わっていました。その時はなんだか面白く思えたのですが、以来、彼のその様子を思い出し「味わう」ということを考えるようになりました。味わうとは実は食べものだけでなく、音楽も映画も洋服も何に関しても味わい、噛みしめることで味わいの深さに触れることができる、ある種理解を深めることなんじゃないかなと思ったりしています。この季節は吸収する良い時期です。

釣ったシマアジを花造りにて。息子作。